ダラシンTゲルは、ニキビに効いているのか？専門家が本音で答えます

こんにちは、今回はダラシンTゲルを詳しく解説いたします。

というのも、ダラシンTゲルで、下のように悩んでいる人が多いのです。

こんな悩みをお1人で抱えていませんか？

これらの悩みは、説明不足が原因です。

結論から言うと、ダラシンTゲルは安全で、大人ニキビに確かな効果があります。

が、正しく使ってこそですし、実は根本的には、あなたを美肌にはしてくれません。

大人ニキなしのあなた本来の肌を取りもどし、より前向きになっていただくのが、私の願いです。

最後までお付き合いいただければ、ともてうれしく思います。

ダラシンTゲルが不安なら、まず「何を知っておくと賢いのか」を知りましょう！

ダラシンTゲルで不安なら、まずは「何を知るべきか」を知るのが賢いです。

このページをお読みの以上、かかりつけ医の説明が不足しています。

正直、必要な情報がもらえてない以上、大人ニキビ治療に不安があります。
※満足いく肌をとり戻すのにも、不安がある状態

ちょうど同じことで悩む「にき美」さんが、専門家の「先生！」を訪ねました。

いっしょに、あなた本来の美肌のために知るべきことを知っていきましょう。

にき美

その…あんまり話せなくて。
効果とか副作用とか不安で…

というわけで、ダラシンTゲルの正体は何か、そして、どう効くのか。

そして、正しい使用法やかゆみ等の副作用についても、ご説明しましょう。

ダラシンTゲルは、大人ニキビに確かな効果の抗生物質

ダラシンTゲルは大規模な実験の上、国に効果が認められた成分が入っています。

一例を出すと、その有効率は81.8（36/44症例）^1）です。

なので、重い副作用が出てないなら、まずは疑わずに使い切るべきです。

ちなみに有効成分は、クリンダマイシンリン酸エステルといい、要は抗生物質です。

ともかく、ダラシンTゲルは、複数の実験で有効性が確認^2,3）されています。

市販薬やサプリと違い、医療機関でしか処方できない薬です。

つまり、国内で最も効果と安全性が調査ずみの区分なので、安心して大人ニキビにお使いください。

【詳しく知りたい場合のみ】ダラシンTゲルの薬理作用。ステロイドではありません。

ごくまれに、ダラシンTゲルをステロイドと勘違いしている患者さんもいます。

これは間違いです。

薬理作用を記載しますので、詳しく知りたい方は、下の続きを表示させてご覧ください。

ダラシンTゲルを正しく使い、大人ニキビを治しましょう

ダラシンTゲルも正しく使わないと、効果がきちんと出ません。

しかし、皮膚科医や薬剤師の説明は、わりと雑（なげかわしい…！）なことが多いです。

たとえば、日焼け止め等をいつ塗るか、説明があったでしょうか？

ニキビに塗り込んだ方がいいのか、置く感じがいいのかは、どうでしょう？

後から聞きたいことも出たかもしれません。代わりに私がご説明していきます。

洗顔後に塗布し、頻度は1日2回程度

洗顔は基本１日2回にすべきで、その後に患部へ塗ります。

より厳密には、お風呂の後や起床後等をおすすめされているでしょう。

要は、菌を洗い流した清潔な時に塗るのが、かしこいです。

また、強く塗り込む必要はなく、やさしくなじませましょう。

順番は、洗顔→スキンケア→ダラシンTゲル→日焼け止めやメイク

塗布する順番は、以下のとおりです。

※1 ヒルドイド等の保湿剤はスキンケアの直後
※2 ディフェリンやベピオもあるなら、ダラシンの直前

赤・黄ニキビにのみに塗布し、それ以外の部位に広げない

右半分の赤・黄ニキビ以外には塗らないようにしましょう。

逆に言えば、左半分の白・黒ニキビには、塗る意味がないです。

炎症も菌の増加もない白・黒ニキビは、薬を効かす所が無く、肌が荒れるだけです。

また、大人ニキビの部分(患部)だけに塗り、他に広げないようにしましょう。

これは耐性菌を作ってしまうリスクを避けるためです。

上記を遵守しても改善されない、あるいは、異常を感じたらかかりつけ医に相談する

強く異常を感じた場合は使用を中止し、かかりつけ医に相談しましょう。

電話で相談するだけでも良いので。

ただし、医薬品の効き目に個人差があるように、副作用にも個人差があります。

ダラシンTゲルの副作用

どんな薬、治療にも副作用があり、ダラシンTゲルにも副作用があります。

たまにダラシンと関係のない体の不調で、使用をやめてしまう人もいます。

が、その場合ニキビが悪化し、その後の治療が難しくなってしまいます。

きちんとダラシンの副作用なのかを知っておくのが大切です。

出やすい副作用は、かゆみが5.8％、発赤が1.6％²⁾などです。

効果と同様、副作用も厳しく研究されており、副作用自体も軽い安心な薬です。

しかし、副作用が軽いからといって、自己判断はNGです。

不適切な長期間の使用は、耐性菌ができ、治療が難しくなるためです。

副作用も重くないダラシンTゲル。

しかし、ここで薬は根本的に美肌にはしてくれないことをお伝えします。

つまり、ニキビができる度に、皮膚科で薬をもらっても美肌になれないのです。

これは保険治療という制度の問題でもあります。

ダラシンTゲル＝保険薬。保険治療は美肌を目指してない！

引用：佐藤製薬公式

保険治療とは、治療が目的です。

コレが実は落とし穴で、例えばニキビ跡は治療済みとされます。

つまり、肌をキレイにすること自体が、保険（薬）では目指せません。

あくまでもニキビという疾病を治すまでが目的で、国から補助も出ているわけです。

そして、保険治療に前向きでない皮膚科医も実は多いのです…。

※もちろん、本来あってはいけないことで、丁寧に対応する医師もいます。しかし、そうでない皮膚科医もいるのが現実です…。

保険治療を続けるなら、時間が限られることを覚えておきましょう。

聞きたいことをメモする等すべきでしょう。

一方で丁寧さや肌をキレイにする選択肢が欲しいなら、自費治療もありです。

特に美容皮膚科は予約制で、時間を十分とり、診る患者さんの数も調整しています。

とはいえ、高額になりがちですし、効果があいまいな部分もあるが事実。

【重要!】薬は美肌にしてくれない！ニキビの予防こそが重要です

繰り返しになりますが、ダラシンをはじめ、薬は美肌にはしてくれません。

肌を傷めつつも、ニキビを抑えるので、トータルで肌がマシになっているのです。

要するに、薬に頼るばかりでは、本当のあなたの肌は、とり戻せないのです。

事実、美肌の人は薬を使いませんよね？使っても一時的です。

本当に大切なのは、知っていればできる大人ニキビのセルフケア、予防なのです。

要は、今のあなたをおかしくしているモノを取り除けば、本来の美肌がとり戻せるのです。